"「テレビということでいえば、放送局そのものに小人を出演させないという方針があるわけじゃないと思うんですね。ただ投書や電話が掛かってきたら面倒だか
らと、どんどん自主規制して行くわけです。放送を行えば何らかのクレームなんか来て当然なんですけど、そんな思い込みが先行して小人の存在を隠蔽してしま
う。そういう明文化されない”雰囲気”が社会全体にありますよね」
──投書をする人は「小人のため」を思って言っているわけですよね。それによって小人は活動の場所を奪われて、失業してしまう。ありがた迷惑ですね。
「そ ういう投書をする人はきっと自分が完全だと思っているんでしょう。自分自身はマイナスのところがない、と無意識のうちに思っていて。よく『自分は普通だ』 と言いますよね。きっとあの感覚なんだと思います。僕は19歳の時にオーストラリアに留学したんですが、当時のオーストラリアには黄色人種だというだけで 同じ空気を吸いたくないという人がいたんですね。彼らにとってみれば黄色いのは気持ち悪い。だから、自分では普通だと思っていても、ある人から見れば『気 持ち悪い』『ここにいてほしくない』となってしまうんです」
──テレビだけでなく、社会全体がますますそういった方向に進んでいるように思えますが。
「例 えば『派遣切り』、『ホームレス』といった人にも、そうなるまでにプロセスがあるはずなのに、誰も想像しないですよね。その結果だけを見て『自己責任』と いうことで片付けてしまう。そうすればすっきりするんですね。現実にはいつ自分がそうなるかは分からないのに、それを考えたくない、見たくないという風潮 が社会に蔓延しているように思います」"
──投書をする人は「小人のため」を思って言っているわけですよね。それによって小人は活動の場所を奪われて、失業してしまう。ありがた迷惑ですね。
「そ ういう投書をする人はきっと自分が完全だと思っているんでしょう。自分自身はマイナスのところがない、と無意識のうちに思っていて。よく『自分は普通だ』 と言いますよね。きっとあの感覚なんだと思います。僕は19歳の時にオーストラリアに留学したんですが、当時のオーストラリアには黄色人種だというだけで 同じ空気を吸いたくないという人がいたんですね。彼らにとってみれば黄色いのは気持ち悪い。だから、自分では普通だと思っていても、ある人から見れば『気 持ち悪い』『ここにいてほしくない』となってしまうんです」
──テレビだけでなく、社会全体がますますそういった方向に進んでいるように思えますが。
「例 えば『派遣切り』、『ホームレス』といった人にも、そうなるまでにプロセスがあるはずなのに、誰も想像しないですよね。その結果だけを見て『自己責任』と いうことで片付けてしまう。そうすればすっきりするんですね。現実にはいつ自分がそうなるかは分からないのに、それを考えたくない、見たくないという風潮 が社会に蔓延しているように思います」"